フェラーリというと、言わずと知れた世界最高の自動車メーカーの一つ。
販売台数の少なさに反して、知名度はトップクラスのブランド。
車にまったく興味のない方でさえ、その名を聞いたことがあるでしょう。
今回は、そんな“フェラーリ”の歴史を簡単に振り返ってみましょう。
フェラーリの歴史は非常に古く
1919年に
弱冠20歳だったエンツォ・フェラーリがレーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせたところから始まります。
順調に実績を積み、1924年に起業。
イタリアのモデナに“カロッツエリア・エミリア・エンツォ・フェラーリ”という自動車販売会社を設立しました。
1929年には
レーシングドライバー仲間との共同出資で、“ソシエタ・アノニマ・スクーデリア・フェラーリ”を設立。
会社として本格的にレースに参入しました。
翌年の1930年には
北イタリアでのヒルクライムレースで優勝し、“スクーデリア・フェラーリ”の華々しい伝説が始まりました。
幾つもの名勝負を経て、名門レーシングチームへと成長を遂げたフェラーリ。
第二次世界大戦後、今から77年前の1947年に、レーシング・チーム兼自動車メーカーである“フェラーリ”を設立。
無類の強さを誇るレーシングチームを擁し、レースで得た技術と知識を活かして、最高のスポーツカーを開発・製造・販売する会社を設立したのです。
1950年に始まった、“F1世界選手権’’。
翌1951年には、フェラーリ所属ドライバー、フロイラン・ゴンザレスが初優勝を果たします。
その後も他のチームを寄せ付けない強さを見せ、イタリアのナショナル・チーム的存在となることに。
それ以降、“フェラーリ”のマシンは、F1やル・マン24時間、そしてミッレ・ミリアなどのレース界で輝かしい成績を残し続け、今日に至ります。
1950年代以降
市販車であるフェラーリは、ヨーロッパばかりでなくアメリカや日本、そして中東、中国をはじめとする国々のセレブリティー愛用のブランドとして成長しました。
“Cavallo Rampante(跳ね馬)”のエンブレム、真紅のナショナルカラーをまとったクルマは、その高い性能と美しいデザインで多くの国で、今もなお憧れの眼差しで見つめられているのです。
創業者エンツォの情熱が宿った、妖艶な車体を、「いつかは乗りこなそう」と…。
次回【フェラーリは世界1のブランド!?フェラーリのブランド戦略】