2017年9月
フランクフルトモーターショーにて、ワールドプレミアされた、ポルトフィーノ。
「イタリアで最も美しい町」として知られる港町、「ポルトフィーノ」がその名の由来です。
そんな、ポルトフィーノがexo.のラインナップに追加され、皆さまに乗っていただけるようになりました!
今回は、フェラーリ・ポルトフィーノの魅力についてお話しましょう。
ポルトフィーノは、2+2シーターのクーペカブリオレで、先代のカリフォルニアTと基本的なコンセプトは似ています。
しかし、「まったくの白紙から設計したニューモデル」。
大幅に性能アップしています。
12 種類の異なるアルミニウム合金で形作られたシャーシは、完全新設計。
剛性を35%も高めながらも、重量は80kgも軽減しており、フェラーリの飽くなき技術革新への情熱に脱帽させられます。
デザインはフェラーリ自社製。
横方向に延ばされたLEDヘッドライトと、左右両端まで延ばされたラジエターグリルが相まって、ワイド & ロ―が強調されています。
ヘッドライトの外側のエッジにはフロントのホイールアーチを経て側面に沿って気流を排出し、ドラッグを軽減するエアインテークが内蔵されています。
後輪の手前のクビレが印象的で、クルマ全体に軽快感や躍動感を生み出すとともに、リアフェンダーのグラマラスな印象を強調し、駆動輪であるリアタイヤ周辺を力強く見せています。
3,855ccV型8気筒ターボエンジンは、ピストンとコンロッドなどが新設計されています。
エアテークシステムの設計やエンジン制御ソフトウェアの見直しにより、先代モデル比で、パワーは40PS、トルクは0.5kgm高められ、600PS/7,500rpm、最大トルク77.5kgm/3,000-5,250rpmとなりました。
「都市部に最適なスーパーカー」を標榜するだけあり、乗り心地はすこぶる快適。
ドライバーの操作に鋭く反応するハンドリングは、フェラーリとの一体感を極限まで高めます。
エンジンサウンドはフェラーリらしく、よく澄んだ高音。
アクセルを踏み込むと流れ込んでくる、オーケストラを思わせるサウンドは、ターボエンジンであることが信じられないくらい官能的です。
オープンドライブ時の快適性は群を抜いており、高速走行時でも風の巻き込みをほとんど感じず快適そのもの。
非常に扱いやすく、抜群の実用性を誇るポルトフィーノ。優雅な休日のお供に、最適なフェラーリです。
次回【フェラーリは世界1のブランド!?フェラーリのブランド戦略】