「未来のクラシックフェラーリ」に乗る経験はまさにプライスレス!最新のフェラーリに乗れることは、とても幸福なことかもしれません。
さて、突然ですが、1つクイズを出します。
フェラーリが約8年前まで生産していた458スペチアーレ。限定モデルではなく、カタログモデルで誰でも3,290万円で注文することができました。1500台以上生産されたと言われています。この車の2025年現在の最高落札額はいくらでしょうか?
a. 1500万円
b. 3290万円
c. 6600万円
d. 9900万円
e. 1億2000万円
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正解はなんと、**e. 約1億2000万円**です。10年以下の期間で新車価格の4倍近くになっている計算です。「金があっても買いたくても買えない…」そんな限定車ならいざ知らず、「誰でも注文できた」車でこの値上がりは、驚嘆に値します。
そんな458スペチアーレが落札されたのは、今年の1月23日にアリゾナで開催されたRMサザビーズのオークション。
786,000ドル(約1億2300万円)という高額で落札され、同モデルの最高落札記録を更新しました。
この車は「フェラーリが製造した中で最も強力な自然吸気V8エンジン」を搭載し、9000rpmの高回転域、600馬力、540Nmのトルクを誇ります。
その後、フェラーリのV8エンジンはツインターボ化されたため、458スペチアーレの自然吸気エンジンは特に貴重な存在です。
さらに、その正確無比なハンドリングと鋭いステアリングレスポンスは、運転する者にとって非常に印象的で、現代のスーパーカーの中でもトップクラスの操縦性を備えています。
今回落札された458スペチアーレは、「ブルー・ツール・ド・フランス」という紺色のボディカラー。
フェラーリは、イメージ通り「赤」の相場が高くなりがちですが、青色でも驚異の落札額を記録しました。
この車は新車時にフィラデルフィアの顧客に納車され、走行距離は5,106マイル(約8,200キロ)と非常に少なく、アメリカ納車車両としては希少な状態が保たれています。
フェラーリ458スペチアーレは、その性能やデザイン、希少性から年々評価が高まっており、エンツォ・フェラーリが言う「未来のクラシックフェラーリは、いまあなたが手にする最新のフェラーリである」という言葉を体現する存在です。今回の落札価格は、その価値を如実に示す結果となりました。
あなたがexo.で乗る、今では希少なV12を搭載したFF、458の次のモデルで本気の走りを楽しめる488、最新鋭のローマなどのフェラーリも、きっと「未来のクラシックフェラーリ」になるに違いありません。