「フェラーリを社用車にして経費で落とす」そんなことができたら、節税にもなり夢のようですよね。
フェラーリで節税は可能か、スーパーカー業界の最新の知見をもとに、実際のところを解説していきます。
結論から述べますと、基本的にはフェラーリで節税は厳しいと言えるでしょう。
第一に、税務署がフェラーリを社用車として経費計上することを認める可能性は非常に低いと言えます。
会社の事業内容や社会常識の観点から、フェラーリが業務用と認められる可能性は低いのです。
個人の趣味の範囲であると判断されて、経費計上が認められることは難しいでしょう。
また、規模の大きくない会社の場合、多くの権限が代表者に集中していると考えられます。
その場合ですと特に、フェラーリは事業用ではなく代表者個人の資産とみなされる可能性が非常に高くなります。
2つ目に、前回の記事でも詳しくお書きしましたが、フェラーリ所有にまつわる数多くのコストが挙げられます。
全幅2mにせまる車が入るシャッター付車庫は容易に見つかりませんし、非常に高額です。家の近所で見つかる可能性はとても低いと言えるでしょう。
また、バッテリーは最短3日で上がるため、普段乗らないとすぐに弱ります。
特にスパイダーモデルは2週間で確実にバッテリーが弱り、純正のバッテリーメンテナーでは不十分です。
駐車場に電源が無いため、多くの所有者は専用ガレージを建てる必要があります。
フェラーリを所有するには、駐車場を探し、毎週遠くの駐車場まで行き、頻繁に乗る必要があります。
しかし、皮肉なことに、乗れば乗るほど価値が下がる車がフェラーリです。
雑誌GQの編集者が、『フェラーリを所有することは、つねに、さまざまな悩みや問題との格闘ではないか? と、あらためて思う』と書くのも不思議ではないのです。
このように、時間や手間、コストの観点からもフェラーリを使っての節税は厳しいと言えるでしょう。
2ドアで3000万円を超えるクルマを社用車にしていると、税務調査リストでは上の方に来てしまうことでしょう。
3年泳がされ、追徴課税が大きくなったところで税務調査に入られる、こんな結末になってしまうかもしれません。
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